
こんにちは、ONLYPRODUCTS株式会社の言美友宏です。
この記事では、40代・50代のひとり美容師や美容室オーナーによくある「このままでいいのか」という悩みを解決する原因と解決策を解説します。
40代・50代は美容師として引退も見えてくる年代。このまま美容師を続けていてもいいのかと悩まれる方は多いです。
実際に、僕の Instagramのアカウントへの問い合わせでは40代・50代の美容師でこの先のキャリアで悩んでいる方が90%くらいです。中でも40代前半が多いです。
40代・50代の美容師の方と話していて思うのは、「経験や視座の高さという強みがあるからそれを活かして行こうよ」ということ。
この記事では、この40代・50代の経験や視座の高さを活かした今後の戦略がわかりますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
「このままでいいのか」という悩みは「資本集約型労働」で解決できる
40代・50代の美容師が抱える「このままでいいのか」という不安は、収入が時間と体力に依存する「労働集約型」の働き方によるものです。
この不安を解消するには、キャリアに「資本集約型」の要素を取り入れることが重要です。ここでいう資本とは、「知識」「店舗運営の仕組み」「ブランド」といった無形資産を指します。
具体的には、長年の経験や顧客の髪質に関する知識を活かしたプロフェッショナルブランド商品を開発し、「知識を資本化」すること。
自分の労働時間とは関係なく継続的な収益が得られるようになるため、体力的な不安を乗り越えて働き続けられます。
大手メーカーの商品を店舗やECで販売して失敗する事例がありますが、これは本当に価値のあるものを取り扱っていなかったから。
いまやひとり美容室オーナーレベルでもメーカー事業ができる時代です。
OEM BANKなら売れるものを売るという発想とマーケティングのもと、商品を設計します。もし気になる方はお気軽に以下からお問い合わせください!
OEMBANKのメリットについては、この記事の「40代・50代美容師が「OEM BANK」に期待できる3つのメリット」も参考にしてみてください。
>>40代・50代美容師が「OEM BANK」に期待できる3つのメリット
40代・50代美容師が「このままでいいのか」と悩む瞬間
こちらでは、40代・50代美容師が「このままでいいのか」と悩む瞬間を解説します。
身体的な負担と限界を感じたから
40代・50代の美容師さんが「このままでいいのか」と悩む根底には以下のような身体的な負担と限界を感じていることが多く挙げられます。
| ・足腰・体力的な限界 ・目の疲れ・老眼の影響 ・疲労の蓄積と回復力の低下 |
美容師は長時間立ち仕事や前かがみの作業が多い職業です。
加齢に伴い40代後半から50代で腰痛や膝痛、肩こりが悪化や、老眼による細かい作業に支障が出ることで、技術の維持に不安になります。
また、長時間の労働による疲労からの体力の回復も遅くなってきます。
「このままでは身体がもたないかも」「以前のように働けない」と働き方の見直しを迫られる方が多いです。
将来への経済的な不安があるから
40代・50代の美容師さんが「このままでいいのか」と悩む理由に以下のような将来への経済的な不安もあります。
| ・収入の伸び悩みと頭打ち ・体力的な限界による収入減の懸念 ・老後の生活資金への不安 ・キャリアの不安定さと将来の選択肢 ・トレンドへのキャッチアップができない不安 |
長年技術を磨いた美容師でも、サロンの給与体系や歩合では体力の問題によっては収入の上限が見えた時に「このままではまずいかも」と感じます。
また、若い世代が中心のサロンでは、新しいトレンドやSNSを活用した集客が必須です。若い感覚のキャッチアップも難しいです。
独立やフリーランスへの転向もリスクが伴うため、キャリアの選択に迷い、働き方を見直す大きな動機となります。
キャリアと職場の人間関係で悩んでいるから
ベテラン美容師が直面する精神的・キャリア的な課題は多岐にわたり、以下の3つの課題が中心です。
| ・キャリアの停滞と将来への迷い ・職場の人間関係とジェネレーションギャップ ・職場での疎外感とストレス |
ベテラン美容師は、長年の勤務でも昇進・昇給の機会が少なく、キャリアの目標を見失いがちです。
また、若い世代に対する教育や指導の仕方では通用しなくなり、ジェネレーションギャップを感じて居心地の悪さを覚えることがあります。
長年の経験から培った考え方と、新しい経営層や若い店長のやり方との間で意見の対立や摩擦が起きることもあります。
雇用しているスタッフの未来に不安
雇用するスタッフの未来への責任と不安からくる、具体的な悩みは以下の通りです。
| ・経済的な責任と限界 ・労働環境と定着率 ・育成体制の不安 |
美容業界は、人の技術と時間に頼った労働集約型のビジネスであるため、長時間労働の割に低い給与水準になっています。
しかし、このビジネス構造を変えることができず、この給与水準を変えられていない美容室が多いです。
この美容室ビジネスの主流の構造で戦う美容室オーナーは限界を感じますし、中にはすでに諦めてしまっているオーナーも多いのが現実。
また、教育体制が時代に対応できているか、価値の高い技術を習得できているかを悩む方もいます。
そのほか、ベテランに対してマネジメント職以外のキャリアパスを提供できていないという課題を持っている方もいます。
40代・50代が選べる働き方
こちらでは、40代・50代が選べる働き方について解説します。
現状を変える「働き方の見直し」
40代・50代のベテラン美容師が、体力的な限界や職場のストレスを乗り越えてキャリアを継続するための重要な選択肢は、主に以下の3点に集約されます。
| 見直す観点 | メリット |
|---|---|
| 週数日勤務や1日6~7時間の時短勤務に切り替える | ・腰痛や疲労などの身体的な負担を軽減できる ・家族の介護や子育ての時間も確保しやすくなる ・無理なく長く現役を続けたい方に適す |
| 地域密着型・小規模サロンへの転職 | ・お客様の年齢層が広い ・長年の経験や接客スキルが活かしやすい |
| 業務内容の限定・専任化 | ・カットだけなど得意分野の施術に業務を限定する ・専門性を高めつつ体力的な負担を軽減できる ・高単価なサービスに集中することで、効率よく安定した収入を目指せる |
これらの見直しにより、ベテラン美容師はライフステージや体力に合わせた無理のないペースで、キャリアを諦めずに継続できるようになります。
「業務内容の限定・専任化」には人を増やす必要もあるため、今いる美容室では実現できないことも。40代なら体力のあるうちから仕組みを作る必要があるでしょう。
ポジションチェンジ・独立
40代・50代のベテラン美容師が、キャリアの停滞、収入の伸び悩み、体力的な限界を打破するためには、「ポジションチェンジ」と「独立」が重要な選択肢となります。
ポジションチェンジ(管理・教育へのシフト)
現場の施術から店舗運営やスタッフのマネジメントへ軸を移すことで、経営・管理能力を評価され、収入の頭打ちを打破できます。
長年の経験と技術を活かし、若手の育成に携わります。美容学校やメーカーの技術講師も選択肢のひとつです。
体力的な負担を減らしつつ、新たなやりがいとキャリアパスを築くことが可能です。
独立(フリーランス・サロン開業)
面貸し・業務委託なら、サロンの席を借りて働き、勤務時間や休日を自分でコントロールします。
歩合率が高く、努力が直接収入に結びつくため、高い自由度と収入を実現できます。
独立開業は自分の理想とするコンセプトで小規模なサロンを開業する方法です。
組織の人間関係から解放され、体力に合わせて顧客を絞り込むことで、無理なく長く経営を継続できます。
体力が低下しても「知識と経験を資産」に変えて働き続け、経済的な不安やキャリアの停滞を解消するための重要な手段となります。
経験と知識など資産を活かした事業を立ち上げる
体力に依存しない安定したキャリアを築くためには、長年の経験と知識といった「無形資産」を活かした事業の立ち上げが有効です。
立ち上げる事業は、プロフェッショナルブランドの展開とその卸売事業。
長年現場で培ってきた顧客の髪質やニーズに関する専門知識を活かし、オリジナルのヘアケア製品を開発するものがおすすめです。
プロフェッショナルブランドは、価格競争に巻き込まれない価値となり、自店の顧客単価と時間単価が一気に上がります。
また、他の美容室へ卸売する際には、自店の運営経験を体系化したノウハウもセットにすることで店舗の売上改善を根拠にした訴求も可能に。
自身の経験という「資産」を収益源に変えることで、年齢を重ねても価値を提供し続けられるキャリアを確立できます。
「このままでいいのか」に答えを出すための3ステップ
こちらでは、40代・50代の美容師が「このままでいいのか」に答えを出すための3つのステップを解説します。
Step1: 現状の「不安の棚卸し」と「価値の再認識」
このステップは、漠然とした不安を具体的な言葉にし、同時に自分の「強み」を客観的に見つめ直す作業です。
まず、「不安の棚卸し」を行います。心の中にある悩みを以下のカテゴリーに分けて紙に書き出し、何が一番のストレス源なのかを特定します。
- 身体的な不安:腰痛、疲労、視力の問題など、肉体的な限界に関わるもの
- 経済的な不安:収入の頭打ち、老後資金、給与体系への不満など
- キャリアの不安:トレンドへの不安、技術の停滞感、職場の人間関係など
次に、「価値の再認識」を行います。以下の観点から自身の強みを再認識し、新しいキャリアを築くための土台となる自身の武器を洗い出します。
- 経験と技術:長年培ったカット技術、特定の専門スキル、若手育成の経験。
- 顧客との信頼:長く支えてくれている指名客の数と質、深いカウンセリングスキル
- 活かせる才能:マネジメント力、教育への情熱、人当たりの良さなど
この棚卸しにより、漠然とした悩みが具体的な課題へと変わり、解決策を考えるための「現状」が明確になります。
Step2: 理想の働き方・ライフプランの設定
Step1で特定した不安を解消し、強みを最大限に活かすための「ゴール」を具体的に設定します。
まず、「理想の働き方」を定義しますが、感情的な希望だけでなく、以下のような具体的な数字で目標を明確にすることが重要です。
- 「〇歳まで現役でいたい」
- 「最低〇〇万円の月収を確保したい」
- 「週に〇日は休みたい」
- 「施術以外の仕事の比重を〇割にしたい」など
次に、この理想を実現するための「必要な条件」をリストアップします。
「人間関係のストレスがない環境」「フルタイムではない働き方」「自分の専門スキルに特化できること」など、妥協できない条件を洗い出します。
このステップは、不安を「目標」へと変換し、行動する上でブレないためにも重要な工程です。
Step3: スモールスタート
理想の働き方を見つけた後、いきなりすべてを変えるのではなく、「リスクを最小限に抑えながら試す」ことが成功の鍵です。
また、新しい働き方が自分に本当に合っているか、体力的な負担や、収入の安定性を冷静に検証するためにも、まずは「並行して試す」ことが基本です。
スモールスタートを通じて、新しいキャリアへの自信を段階的に構築し、本格的に移行できるようになります。
現在のサロンに所属しながら、週に1日だけ面貸しを利用してみる、代理店ビジネスをしてみるなど、時間や規模を限定して新しい分野に挑戦してみてください。
OEM BANKでは、プロフェッショナルブランド事業を立ち上げるスモールスタートとして、mm.(ムム)というブランドを用意しています。
また、すでに理想を実現している美容師に話を聞くことで、抽象的な不安を具体的な行動を把握するためにも、「メンターや仲間を見つける」ことも重要です。
「OEM BANK」に期待できる3つのメリット
こちらでは、40代・50代美容師が「OEM BANK」に期待できるメリットを3つ紹介します。
プロフェッショナルブランドの立ち上げの不安を解消できる
繰り返し解説している通り、プロフェッショナルブランドを展開することにより、体力の限界を迎えても収入の柱を維持できます。
ブランド事業を立ち上げる際には、今までの美容師としての知識経験とは全く異なる経営に関する知識と理解が必要です。
経営の知識と理解を深めるのは美容師にとっては大きなハードルですが、OEM BANKなら企画やマーケティング、法人化までトータルでサポートします。
多くのブランド立ち上げをサポートしてきたOEM BANKだからこそ、事業化でつまづくポイントを把握しています。
不安な方は、まずは代理店ビジネスであるmm.(ムム)から始めてみることもおすすめです。
金融・ファイナンス知識が身に付く
多くの美容師は技術者としては優れていますが、法人経営や財務知識が不足しているため、収益の伸び悩みになっています。
OEM BANKを活用し、オリジナルブランドの開発・販売を行う過程で、以下の知識を実践的に習得できます。
- 法人経営をする上で必要な、法人化の知識や税務、会計の基本
- 開発資金の調達
- 利益率を最大化するためのコスト構造の把握
- 事業の資産価値を高める考え方
- 将来的な事業売却(M&A)も視野に入れた、会社の価値を高める戦略的知識
こういった知識は、単なる店舗の収入に依存する不安を解消し、経営者として安定した未来を築くための土台になります。
自店舗の運営を改善できる
プロフェッショナルブランド製品を持つことで、「このサロンでしか体験できない価値」をお客様に提供できます。
顧客の髪質や悩みを最もよく知る美容師が開発した製品は信頼性が高く、店販がスムーズになり、結果として客単価が大幅に向上します。
また、スタッフが自社のブランドの一員として、専門性と仕事へのモチベーションが向上し、離職率の改善にも繋がります。
この改善したという成功経験こそが、他の美容室にBtoBビジネスをする上では重要です。
OEM BANKは、自社ブランドを他のサロンへ卸売するBtoB事業の構築も支援しております。自店舗の運営を改善したいという方にもOEM BANKは強い味方になります。
40代・50代美容師は経験と顧客理解を活かす働き方を
40代・50代の美容師が「このままでいいのか」という悩みを乗り越える鍵は、長年の経験と顧客理解という最大の資産を活かす働き方への転換です。
体力に頼る労働集約型から脱却し、「知識・経験の資本化」を図るべきです。
培った経験と知識をプロフェッショナルブランドという形で具現化し、自サロンでの高単価化や他店への卸売(BtoB)で収益源を多角化します。
ONLYPRODUCTS株式会社は、OEM BANKとmm.を通して美容室の経営者が疲弊する現在の美容業界を変えていきます。
気になる方は以下の「問い合わせフォーム」から、ぜひお問い合わせください。